かんたん解説♪【JR東日本】新しい指定席料金設定”最繁忙期”|2022年4月から

JR東日本|最繁忙期を設定 雑記

昨年、JR東日本から発表された新しい指定席料金設定である「最繁忙期」がいよいよ2022年4月からスタートします。ゴールデンウィーク前後に旅行される方は要チェックですよ!

「最繁忙期」でさらに200円増し

これまで、指定席券は「通常期、閑散期、繁忙期」と、利用客の少ない時期と多い時期、通常の時期と分けて3段階に設定されていましたが、今回の改正で新しく「最繁忙期」が設定されました。

新幹線やJRの特急に乗る時は、「運賃」のほかに「特急料金(座席指定券)」の530円が必要ですね。この座席指定券が閑散期や繁忙期によって料金が変動します。

  • 閑散期 通常期より-200円(330円)
  • 通常期 通常の料金(530円)
  • 繁忙期 通常期より+200円(730円)
  • 最繁忙期 通常期より+400円(930円)

今回新しく設定された最繁忙期では、通常期の400円増し(繁忙期の200円増し)となります。

2022年4月のカレンダーは?

では、改正後の2022年4月のカレンダーを見てみましょう。JR東日本が発表したカレンダーです。

【最繁忙期】4月27日~30日までが最繁忙期に設定されています。よって、この期間の対象列車の指定席料金は通常期の400円増しの930円となります。

【閑散期】ここで注目したいのが閑散期です。今までは、4月の後半に閑散期が設定されていませんでしたが、今年は21,25,26日が閑散期として設定されています。JRとしては、旅客の利用時期分散を狙っているようにも思えます。ちなみに、ゴールデンウィーク明けの5月9,10日も閑散期になっています。この日の対象列車の指定席は通常期の200円引きの330円となります。よって、最繁忙期と閑散期では指定席料金に600円の差がある事になります。

大型連休しか旅行に行けない方にとっては、「改悪だ」と思ってしまうかもしれませんが、これにより指定券の争奪が少し楽になるかもしれませんね(目に見えてわかることはないと思いますが)。ただ4月25,26日、5月9,10日の新たな閑散期の動向がどうなるのか、注目していきたいと思います。

1年間を通して、この最繁忙期が設定されるのは、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始になります。2022年は最繁忙期は30日設定されています。

最繁忙期対象の列車は?

この発表はJR東日本の路線の新幹線と以下の特急が対象となります。

  • 東北、山形、秋田、上越、北陸新幹線、北海道新幹線
  • 特急「つがる、しらゆき、成田エクスプレス、しおさい、わかしお、さざなみ、いなほ」など

新幹線においては、JR北海道、JR西日本のまたがる部分も対象(条件確認)。在来線特急は、指定席券を通年同額販売している列車は対象外。一部の快速列車も最繁忙期対象です。

おわりに

今回は4月から適用される最繁忙期についてかんたんに解説しました。4月以降、旅行で利用される方は利用日を決めるにあたってチェックしておくべき改正だと思います。(おそらく、この閑散期と繁忙期の一般の人たちの認知度があまり高くないので、今回の改正がどう影響するのかはまだわかりませんね)

詳細はJR東日本のウェブサイトをご覧ください。
シーズン別の指定席特急料金の改定について(JR東日本)

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