ディズニーランドで客による不正行為が問題になっています。
問題になっているのは、限定グッズに並んでいる転売屋の話。ベビーカーを押しながら、1人1点までのグッズを2個持ってレジへ。1人1個のはずだが、そのまま会計を終えるとが出来たようだ。
システムの盲点を突いた不正
購入は1人1個まで
今回、なぜ1人1点の商品を買うことができたのか、限定グッズの購入条件は以下の通り。
- 限定グッズは1人1点まで。
- 赤ちゃんも1人としてカウントできる。
というものだ。ふむふむ、これだけなら赤ちゃんを連れていたなら問題ないよねって思うんだけれど、実はこの転売屋が押していたベビーカーには赤ちゃんは乗っていなかったんだよね。これが今回の騒動。
ではなぜ、販売員は赤ちゃんが乗っていないベビーカーを押す人に2個販売してしまったのかというと、このベビーカーにはリボーンドールという、フェイク赤ちゃんを乗せていたため、販売員は本当の赤ちゃんがいると思い販売したというもの。
つまり、転売屋が偽物の赤ちゃんを使って販売員を騙して商品を1個多く買っていたという事だ。これは悪質な詐欺行為ともいえるでしょう。
さらに商品を購入した後は、このベビーカーが荷物置きとして使われているんです。呆れますよね…。
こちらがTwitterで@yuzu_mau0501さんにより投稿されたもの。前後のリプライの状況から、転売屋が使用したリボーンドールだと思われます。該当のツイートはこちら。
リボーンドールとは
リボーンドールとは、シリコン素材などでかなり精巧につくられた赤ちゃんの人形の事で、世界中にコレクターや愛好者がいる。彼ら以外にも、事情により子供を授かることが出来なかったり、亡くしてしまった夫婦の心のよりどころとしても活用されている。
リボーンドールが今回、このような詐欺行為として使われているのはとても残念なことです。
商品を発売前にメルカリに出品
そして、転売屋はこの商品をメルカリで販売するというからくりだ。
- 赤ちゃんの入園料は無料。
- 経費をかけずに商品を入手できる。
これによりメルカリに出品する商品を確保するためか、転売屋が開園ダッシュでベビーカーを押しながら猛ダッシュするという現象が起きている。本当の赤ちゃんを乗せていたら、そんなこと出来ませんよね…。徹夜組の列にベビーカーがあったという話も。
そして、このメルカリ出品への対策として、オリエンタルランドとメルカリは提携を発表した。新商品の発売情報を受けたメルカリは、その商品の不正販売をチェックし、不適切な出品を削除するというものです。発売前の商品を手元に無い状態で出品する事例を防ぐのが目的と思われます。
ディズニーグッズの転売行為自体は昔からあったことですが、今回は詐欺まがいな不正購入と言えます。まがいというか詐欺です、販売員を騙しているからね。現場ではリボーンドールなのかどうか、確認するのは難しいと思います。悪質な転売屋に不幸あれ！
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