カーナビの交換(MRワゴン DBA-MS33F)ナビ移設

カーナビ交換 雑記

カーナビの交換って難しそうですよね。電気配線の接続やインパネの取り外しなど、考えながらやると数時間かかってしまいそうです。今回は、初めてのカーナビ交換の記録をまとめてみましたので紹介します。

交換する車両や機種などの詳細

対象車両:スズキMRワゴン(DBA-MS33F)2011年1月~2016年3月のモデル
交換するカーナビ:パイオニア カロッツェリア楽ナビ(AVIC-HRZ900)
 ※こちらは、三菱車についていたものを取り外した中古品ですので、三菱車に対応したコネクタがついていました。その説明も後で記述します。
取り外すカーナビ:ケンウッド MDV-D302
その他条件:今回、楽ナビの地デジのフィルムアンテナは取り付けません。

スズキMRワゴン
MF33SはMRワゴンの最終モデル

カーナビの交換、作業を解説

用意するもの

さて、ではカーナビの交換作業を実践で解説していきます。って、まずはカーナビと工具を用意しないといけませんね。今この記事を見てくださっている方はこういう作業が初めて、またはあまり慣れていない方だと思いますので、まずは必要な工具を紹介します。

  • スパナ(10mm)又はモンキーレンチ
  • プラスドライバー(中又は大サイズ)
  • 内張り剥がし(カー用品店で購入。200~300円程度)
  • ニッパ
  • 圧着工具(状況により必要)
  • 圧着スリーブ(状況により必要)
  • エレクトロタップ(状況により必要)

ということで、内張り剥がしやスリーブ、タップ以外は工具セットをお持ちの方ならすべて入っていると思います。ちなみに、私は内張り剥がしを使わずに大きめのマイナスドライバーで代用しました。(但し、これでやるとピラーやパネルを傷つける可能性が高いです。)

工具をお持ちでない方は、この機会に工具セットを買ってみてはいかがでしょうか。10年、20年と自分の資産になりますよ。
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交換作業をしてみよう♪

では、順番にやってみましょう。上記の車種、機種、条件での内容ですが、やっていることの流れは基本同じだと考えて頂いて良いですが、あくまで素人が頑張ってやってみた記事という点は忘れないでくださいね。参考程度にお願いします。ちなみにスズキMRワゴンで紹介していますが、日産モコの同時期モデルもOEM車両なので同じく参考にできます。また、この説明を参考にして作業をして失敗しても責任は負いませんのでご了承ください。

1.車を幅の広い場所に停車させる。
 安全で快適で行うために、ドアを思いきり開いて作業できる場所で行いましょう。

2.バッテリーのマイナス端子を外す。
 ボンネットを開いて、バッテリーのマイナス端子を外します。これは作業中に電気のショートを防ぐためです。絶対に行いましょう!
 ▶こちらのブログが参考になります。
  https://yuzuyu3.com/nissan-moco-battery/

3.スピーカーパネルを外す。
MRワゴンスピーカーパネル取り外し
 写真の様に、隙間に内張り剥がし(マイナスドライバー)を押し込み、パネルを上に外していきます。手前が浮き上がったら、浮いた部分を手で持ち、上下手前にぐりぐり引っ張っていくとパネルが外れます。

4.オーディオパネルのねじを2か所外す①。
 カーナビが取り付けてある全面のパネルをオーディオパネルと言います。このパネルを外すには、まず写真赤丸部分の2か所のねじを外します。
MRワゴン センタースピーカーパネル外し

5.オーディオパネルのねじを2か所外す②。
 次に、左右のエアコン吹き出し口の中の一番下の羽根を指で持ち、下に押すと羽根が外れます。両手でやった方が外しやすいかも。その奥にねじが現れますので、ここを左右1か所ずつ外します。これでパネルを手前に引き出すことが出来ます。本来ならエアコン吹き出し口も一緒にくっついてきますが、今回は先に外れていました。
MRワゴン オーディオパネル外し
MRワゴンオーディオパネル外し
MRワゴンオーディオ外し
↑パネルのふちを持って、手前に力をかけてパネルの爪をパチッと外していきます。
MRワゴンオーディオパネル外し
↑ここからは、パネルや内装に傷つけないように慎重に支えましょう。

6.オーディオパネルとカーナビ本体を分離させる。
 オーディオパネルを手前に引き出して、左右のエアコン吹き出し口をパチッと外し、写真の赤丸部分のねじを左右外します。そうすると、オーディオパネルとカーナビが分離し、オーディオパネルが外せます。その際に、一緒にハザードランプの配線コネクタも抜きましょう。※この際に、パネルやカーナビが不安定になりますので、内装を傷つけないように注意しましょう。また、エアコン吹き出し口も一緒についてきます。
MRワゴン カーナビ外し

7.カーナビの配線を外していく。
 さて、ここからが難しいですね。カーナビの配線は原則コードの色が統一されていて、さらに丁寧に何の線なのか分かるようにタグが付いていますので、付け替える場合は同じ色の線をつなげていけばいいんですね。

 7-1.まずは、取り外したカーナビについている配線を全部抜きましょう。念のため、写真を撮っておくと良いです。万が一うまくいかず、元に戻さなくてはいけなくなった時のためです。

 これでカーナビ本体が分離されたと思います。もしオスメスのコネクタではなく、エレクトロタップでつながっていたら、その近くでニッパで切ってよいです。

 7-2.車両側に残っている青色の大きなカプラを外してください。そうすると、「青色カプラ~オスメス端子~外したカーナビのコネクタ」が取り出せます。

 7-3.今回取り付けるカーナビを手元に用意します。今回取り付けるカーナビ(下の写真)は三菱から外したので、三菱車用の白いコネクタがついています(赤い四角部)。スズキ車にはそのまま接続出来ませんので、まずは三菱用コネクタを取っ払います。オスメス端子から線を外します(黄色い矢印部分)。10本以上のカラフルな線がたくさん残ります。
カーナビ取り付け

8.カーナビの線を接続する。
 8-1.このカラフルな線たちを接続していきます。必ず同じ色同士をグッとオスメス端子の奥まで外れないように繋げていきます。

 8-2.そうすると、紫・ピンクの線がスリーブのない状態で現れました。これらも車両側から出ている同じ色の線と接続させます。私は圧着スリーブのオスメスで鉸めて接続しました。黄緑はよく見るとアースにつながれていますね。これの線はパーキング信号で、走行状態でもカーナビを操作できるようにするために、わざとアースにつなげているんです。

 8-3.青いコネクタを車両側と接続します。これもパチッと嵌めて、外れないか確認してください。ここまで完了したときの写真が下の通りです。一部使用していない線がありましたが、これはACCやイルミ線が分岐してあり、栓がしてあったので不使用として無視しました。
カーナビ配線接続状態

 8-4.さて、次はラジオの配線です。少し太めの黒い線ですね。これはピン端子を差し込むだけで完了です。

 8-5.あとはアース線ですね。くわ型の端子が2本ありましたので、車両の金属部分のねじに共締めすればOKです。今回はここにアースしました。
アース配線

 8-6.取り付けるGPSアンテナのコネクタを差し込み、ダッシュボードに適当においてください。この後動作チェックをします。(配線はその後で)

9.電源とGPS、オーディオの動作チェックをします。カーナビは落ちないようにうまく仮置きし、もう一度配線がしっかり接続されているか確認します。そしてバッテリーの外したマイナス端子を付けてしっかりと締めてください。車のエンジンをかけ、カーナビの動作チェックをしてください。(車両の現在位置、オーディオが正常にスピーカーから流れる、ラジオが聴けるなど)今回、私は地デジアンテナを付けていないのでテレビは当然映りません。

10.GPS線を配線する。
 もうひといきです。頑張りましょう。ここからはカーナビを正常に動かすためのGPSを配線していきます。まあ、こだわらなければダッシュボードの上にあればいい、ってことなんですけど、今回はピラーの中を通してやっていきます。このとき、既存のテレビフィルムアンテナ線も取り外します。(カーナビのメーカーが同じで、その機種に対応しているアンテナ線であれば、使いまわすことが出来ます)

で、このGPSアンテナは、人によって取り付け場所の考え方があって、しっかり配線を隠してダッシュボードの上に設置する人(大半がそうですけど)、ピラーを通すの面倒だから配線が見えてもとりあえずダッシュボードの上に置いておく人、グローブボックスの裏に隠してしまう人(樹脂は電波を遮らない)など…。

すみません、私は面倒くさがりなので、ダッシュボードの上に配線むき出しで置いていますので、ピラーを通すやり方の実践の説明ありませんが、一般的に流れをいうと下のような感じです。

A.助手席側のAピラーを外す…
 ※Aピラーにエアバッグが装着されているときは、あまり触らない方がいいです。エアバッグの作動不良を起こす可能性があります。この場合は、ダッシュボードの上に配線を這わせるか、別の場所から取り回しをしましょう。Aピラーの外し方は下のYoutube動画を参考にどうぞ。


B.助手席下へ配線を通す…カーナビの裏の空間から、助手席の足元へGPSアンテナを落としてやります。上から覗くと助手席の足元が見えますので、そこを狙って。
C.助手席ドア周りのゴムを下まで外し、配線を中に隠します。Aピラーの中を通してダッシュボードの上にGPSアンテナを設置します。
D.余った配線をまとめ、Aピラー、グローブボックスを戻して完了。助手席足元を通る配線は、グルーブボックスの下や裏側にフックなどを使って隠しましょう。

さいごに

 最後までお読みいただいてありがとうございます。素人作業の様子を紹介しました。私の場合、この車は通勤と買い物でしかほぼ乗らず、あと数年乗りつぶして廃車をイメージしていますので、作業中に傷つけたり配線の綺麗さはあんまり気にしていません。一番の目的はDVDが見たかったんです。だから地デジアンテナも必要なかったんです。

 今回の記事で少しでも参考になった方がいればと思い、記事にさせて頂きました。また、あくまで作業は自己責任でお願いします。この記事内容に関して、当方では責任を一切負いませんので、ご了承ください。質問や、記事内容の不備や指摘など、コメントにて遠慮なくお願いします。

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